NTT Comのローカル5Gを導入するメリットとは? 強みは「技術力」と「品質」にあり(1/3 ページ)

企業や自治体などが、国が指定する無線局免許を自ら取得し、建物内や敷地内でネットワークを構築・運用できる「ローカル5G」。多くの企業がサービスを提供する中、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)もローカル5Gと、それに関わるさまざまなソリューションを提供する。同社の強みは、長年培ってきたモバイル通信の知見と、グループのアセットを活用できることだ。

» 2021年03月11日 17時30分 公開
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 企業や自治体などが、国が指定する無線局免許を自ら取得し、建物内や敷地内でネットワークを構築・運用できる「ローカル5G」。「高速大容量、低遅延、多端末接続」という5Gの特徴に加え、閉域網なので外部からの不正アクセスがしにくいため、高い機密性が求められる製造業などではローカル5Gへの期待が高い。ローカル5Gの導入により、生産性向上やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も期待されている。

 ローカル5Gは独自でネットワークを構築することもできるが、専門的な知識やノウハウが必要で、免許申請の手続きもハードルが高い。大手電機メーカーやSIerが、企業や自治体向けにローカル5Gの導入や構築、運用などのソリューションサービスを提供しているので、それらを利用するのがローカル5G導入の近道だ。

 多くの企業がサービスを提供する中、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)もローカル5Gと、それに関わるさまざまなソリューションを提供する。プラットフォームサービス本部 データプラットフォームサービス部 サービスクリエーション部門 担当課長 鵜澤達也氏へのインタビューを通して、NTT Comのローカル5Gの強みを探った。

NTTコミュニケーションズ NTT Comがこれまで培ってきたネットワークやクラウドの技術と生かしてローカル5G事業を展開する(NTT ComのWebサイトより)

「Smart Data Platform」と融合してDXを推進

NTTコミュニケーションズ プラットフォームサービス本部 データプラットフォームサービス部 サービスクリエーション部門第四グループ 担当課長の鵜澤達也氏

 NTT Comは、同社が展開するネットワークサービスを通じて、顧客のDX推進を目指している。DXを実現するために重要なのが、データ利活用だ。NTT Comは、データの収集・蓄積・管理・分析など、データ利活用に必要な全ての機能をワンストップで利用できるプラットフォーム「Smart Data Platform」を2019年に発表。それまで「データ利活用を支えるサービス群」として提供していたものを、より進化したプラットフォームに再編成した。

 ローカル5Gは、このSmart Data Platformの中で、データ収集をする際に強力な手段になる。特に期待されているのが、ロボットなど移動する物体と高速・大容量・低遅延の通信ができることだ。

 「ローカル5Gの低遅延が生きる用途として、機械の制御があります。特に自動制御や遠隔制御する場合、センサーデータや制御データを極めて短い時間で伝達させる必要がありますが、ローカル5Gなら非常に低遅延でこなせます。従来のLTEやWi-Fiではできなかったことにも対応できるようになります」(鵜澤氏)

 NTT ComはフルMVNOとしてモバイル通信サービスやIoT向けプランを提供しているが、ローカル5Gは、Wi-FiやLTE、通信キャリアが提供するパブリックな5Gと比較しても、「お客さまの要望に応じてカスタマイズできるメリットがあります。また、セキュリティの面でも有利です。業務効率改善やDXにおいて、非常に重要な要素になると考えています」と鵜澤氏は太鼓判を押す。

NTTコミュニケーションズ データの収集、蓄積、分析の機能をワンストップで提供するプラットフォーム「Smart Data Platform」

 なお、ローカル5Gで利用できる周波数には現在、Sub-6の4.5GHz帯とミリ波の28GHz帯の2つがある。NTT Comは両方の実験試験局免許を取得しているが、今後の提案においては、基本的に遮蔽(しゃへい)物があっても電波が届きやすく、扱いやすいSub-6を提案していくという。

 「設置場所の状況によりsub-6周波数が使えないなどの事情により、ミリ波で構築したいというご要望があれば、ご提案することはありますが、基本的にはSub-6の周波数を使い、5Gの真価を発揮するスタンドアロン(SA)構成でのご提案を考えており、エンド・ツー・エンドのスライシング実現を今後目指していきます」(鵜澤氏)

 実証実験では主にミリ波を使い、4Gの設備も活用するNSA(ノンスタンドアロン)構成で行ってきたが、この場合でも遅延やスループットは十分利用に足るものであることを確認。顧客からも高評価だったという。

 「NSAでの実証実験でも、お客さまの満足はおおむね得られています。今後、実用化まで進めていきたいというご依頼をいただいているケースもあります」(鵜澤氏)

 実利用に向けての引き合いが多いのは製造業だ。製造業ではローカル5Gに対する期待が高く、導入コストも設備投資と割り切り、DX推進のために導入したいという積極姿勢が見られるそうだ。

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提供:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月22日

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