2018年も「働き方改革」を課題に挙げる企業が増えそうだ。17年は大企業を中心に、仕事とプライベートの両方を充実させるワークライフバランスの改善や、時間や場所にとらわれない効率的な働き方としてテレワークのような取り組みが行われてきた。先行事例やノウハウが徐々にたまったことで、今後は中小企業などにもその波が広がるだろう。
ワークスタイルや仕事に対する価値観が多様化する中、新しい働き方を実現するには最新のITツールが欠かせない。レノボ・ジャパンが提供するノートPC「ThinkPad」シリーズもその1つだ。同社は、社員がPCを持ち運んで使う頻度をもとに「フィールドワーカー」「モバイルワーカー」「ハイブリッドテレワーカー」「インターナルワーカー」の4つに社員のタイプを分け、それぞれの働き方に合った最適なデバイスを提案している。
2月1日に発表されたThinkPadの2018年法人向けモデルは、働き方改革に対応できる製品群として基本スペックが強化され、加えてスマートオフィス向け製品の新ブランド「ThinkSmart」も登場した。
18年モデルはモバイルネットワークに接続できるLTE搭載モデルを拡充した他、Windows 10の生体認証機能「Window Hello」が使えるIRカメラ、指紋認証、USB Power Delivery(USB PD)対応などテレワークで働く人に向けた機能を強化した。さらにプロセッサはクアッドコアの第8世代Core、液晶の明るさを追求できるインセル型のタッチパネルモデルなどを採用。新しいドッキングステーションに対応した点も新しい。
頻繁にノートPCを持ち歩くモバイルワーカー向けに提案するのが「ThinkPad X1 Carbon」や「ThinkPad X280」だ。X1 Carbonはプロセッサ性能の強化とともに、作業効率の向上する高解像度・高輝度のHDR対応ディスプレイをオプションとして用意した。
従来のX200シリーズは、携帯性に優れる12.5インチの画面サイズでありながら適度な拡張性を持っていたが、やや重く大きかった。X280では最小構成で重さ約1.13キロという軽量化と、厚さ約17ミリという薄型化を実現。バッテリーも60分で約80%まで充電できるファーストチャージに対応して使い勝手が上がっている。
これまでのX200シリーズが抱えていた課題は、底面に備えていたドッキングステーション用接続端子を理由に薄型化が難しかった点だ。X280を含め、18年モデルのThinkPadは、端子を本体側面に統一することでスリムなボディーを実現した。
ThinkPadの特徴であるメンテナンス性も高められている。例えばキーボードの交換を行う場合、従来モデルは底面板を開けてネジを外す必要があった。X280は底面板を開けずに表面側から行える。キーボードはユーザーが交換しても保証対象外とならないのもThinkPadならではのメリットだ。ちなみに底面板のネジ本数は従来モデルから5本削減するなど、内部保守性も追求した。
可搬性と生産性のどちらも追い求めるハイブリッドテレワーカーには「ThinkPad T480s」と「ThinkPad L380 Yoga」が適している。T480sは前モデルから引き続き14型ディスプレイを採用し、時に社内のネットワークに接続できるよう有線LANポートを搭載する。グラフィック性能を求めるユーザー向けに「GeForce MX150」を搭載するオプションも用意する。
L380 Yogaは2in1のメインストリームモデルに位置付けられている製品だ。画面が回転するフリップ式を採用し、クラムシェルとタブレットのスタイルで使い分けられる。13.3型ディスプレイを採用しており、専用ペンデバイス「Active Pen Pro」を用いたペン入力にも対応する。
社内での持ち運びが多いインターナルワーカー向けには「ThinkPad L580」と「ThinkPad L480」が合う。この2つは15.6型と14型の大画面モデルとなる。これまで画面が大きなモデルは光学ドライブを搭載するものが少なくなかったが、L580では社内における持ち運びや、昨今の光学ドライブの使用頻度を考慮し、非搭載としている。そのため従来モデル比で5ミリの薄型化、380グラムの軽量化を実現した。
屋外や工場などさまざまな場所に持ち運んだり、タブレットスタイル+ペンを活用したりするフィールドワーカー向けには「ThinkPad X1 Tablet」がおすすめだ。2018年モデルはディスプレイサイズを12型から13型に大型化し、アスペクト比が3:2の3K(3000×2000ピクセル)IPSタッチディスプレイを採用した。
キーボードも新デザインとなり、キーピッチは19.05ミリ、さらにクリックパッドは大型化しながらもクリック音を静音化し、表面コーティングも改良したという。インテルとの協業によって全体の発熱と冷却をソフトウェア/ハードウェア両面から改良しており、使用中の発熱を抑えたという。
ThinkPadの2018年法人向けモデルと共に登場した「ThinkSmart」は、小規模なビデオ会議を支援する用途特化型デバイスの新ブランドだ。今後、働き方改革が進んでテレワークを行う社員が増えれば、さまざまな場所でビデオ会議を行う機会が増える。
ビデオ会議を行うためには、ビデオ会議用アプリケーションの接続設定や、オンラインスクリーン上にPCの画面を表示する設定など、それぞれのPCで行う準備も増える。そうした設定に手間取る無駄な時間を減らし、スマートにビデオ会議を始められる──まさに働き方改革実現に直結するのが「ThinkSmart Hub 500」である。
ThinkSmart Hub 500は、タッチスクリーンと全方位集音マイク、スピーカー、HDMI入出力ポートを備えたキオスク風端末で、小規模なミーティングルームなどに設置して「Skype for Business」を使える。タッチスクリーン上には専用のユーザーインタフェースを表示し、会議への参加などが簡単なタッチ操作で行える。オンラインスクリーン上にPCの画面を表示するには、対象のPCとThinkSmart Hub 500をHDMIケーブルで接続するだけだ。
オンラインスクリーン上に映し出すPCの画面切り替えも、シンプルにケーブルをつなぎ替えるだけで済む。つまり、伝統的な会議の手順で、遠隔地と結んだビデオ会議が行える。
「働き方改革は、ワークライフバランスを変えればいいというものではない。今の働き方改革は“働かせ方改革”になっていないか」──レノボ・ジャパンの留目真伸社長は、現状の課題を問いかける。
働き方改革の前段として、自社だけでなく他社を巻き込んで業務課題を解決するソリューションを展開することが重要で、外に出る営業だけでなく、開発業務や社内業務を行うメンバーも、社内に閉じこもらずに外へ目を向けていくことが働き方改革の本質であるというのが留目社長の考えだ。
レノボ・ジャパンはハードウェアメーカーとして、多様化する働き方や価値観に対して多様なツール、多様な「ThinkPad」を提供する。あなたもThinkPadとThinkSmartの組み合わせで、新しい働き方を当たり前の存在にできる環境を整えてみてはいかがだろうか。
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