電子書籍時代のマルチタッチ液晶ディスプレイ――「FlexScan T2351W-L」でマンガを読む見開き大画面で“ハルヒ”を満喫!(1/4 ページ)

EIZOの「FlexScan T2351W-L」は、マルチタッチ対応の23型フルHD液晶ディスプレイだ。“紙”に似た見え方を再現する画質モードや新型スタンドの搭載により、電子書籍との親和性を高めている。そこで今回は、T2351W-Lでマンガに強い電子書籍サービス「eBook Japan」を活用してみた。

» 2010年10月15日 10時00分 公開
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電子書籍にマッチした新型ディスプレイ「FlexScan T2351W-L」が登場

 「電子書籍をPCでもっと快適に読みたい!」――そんな願いをかなえてくれるのが、EIZOの最新ディスプレイ「FlexScan T2351W-L」だ。

 2本の指で触って直感的に操作できるマルチタッチ機能をはじめ、紙に似た見え方を画面上で再現してみせる画質モード、画面を倒して自然な姿勢で使えるスタンド、部屋の明るさに対して画面輝度がちょうどよくなるよう自動調整してくれる機能など、ざっと特徴を挙げただけでも、電子書籍とのフレンドリーさが分かるはず。

 液晶ディスプレイとしての実力も高く、個人用ではちょっとゼイタクともいえる23型フルHDの画面サイズ・解像度を備えており、しかも液晶パネルに視野角が広く黒が締まるVAパネルをチョイスしているのだから、こだわり派も納得だろう。機能も画質も電子書籍のニーズに応えるために開発された、まったく新しい液晶ディスプレイの登場だ。

「FlexScan T2351W-L」は、電子書籍を楽しむのに便利な機能をそろえたマルチタッチ対応の23型フルHD液晶ディスプレイだ

T2351W-L×Windows 7で電子書籍サービスにアクセス

「eBookJapan」のトップページ

 早速、T2351W-LをWindows 7搭載のPCにつないで、実際に電子書籍を読んでみよう。今回は、国内の代表的な電子書籍販売サービス「eBookJapan」を利用した。イーブックイニシアティブジャパンが運営するeBookJapanは、2000年12月に電子書籍サービスを開始し、既に約10年の歴史を持つ老舗。特にマンガの品ぞろえは、約3万4000冊と豊富だ(2010年10月現在)。

 eBookJapanのサイトにアクセスしたら、まずは無料のユーザー登録をしよう。登録すると、購入した電子書籍をインターネット上に保管できる電子書庫機能「トランクルーム」(50冊まで無料)が使えるようになる。この機能を使えば、集めた蔵書は自宅や外出先で違うデバイスから閲覧でき、PCを買い替えたときでも新しいPCで閲覧可能だ。

 次にeBookJapanで購入した電子書籍を読むためのリーダーソフトをダウンロードしてインストールする。リーダーソフトは無料で、Windows用、Mac OS用、iPhone/iPod touch/iPad用、Android用、Windows Mobile用がそろう。ここではT2351W-Lのマルチタッチ機能が利用できるWindows用のリーダー「ebi.BookReader for Windows」を選んだ。

 電子書籍のコンテンツは、WebブラウザでeBookJapanのサイトにアクセスして購入する仕組みだ。無料の「立ち読み版」(最初の何ページかを表示可能)を用意している電子書籍が多いことにも注目したい。まずは立ち読み版をいくつかダウンロードして、eBookJapanの世界に触れてみよう。立ち読みしてみて、続きが気になったら購入すればいい。

ebi.BookReaderの「書庫画面」は本棚のイメージ。表示サイズは大/中/小が選べる

 ebi.BookReader for Windows(以下、ebi.BookReader)は、電子書籍の管理機能と閲覧機能を持つ。購入した電子書籍のダウンロードが完了すると、ebi.BookReaderの「書庫画面」に電子書籍コンテンツが表示される。電子書籍ながら、実際の本棚に書物を収納していく感覚で管理・閲覧できるユーザーインタフェースが楽しい。お気に入りの長編マンガを全巻集め、T2351W-Lの高解像度画面にズラリと並ぶ背表紙を眺めて悦に入る、そんなコレクター心も満足させてくれる。

 書庫画面で目的の電子書籍をダブルタップ(ダブルクリック)すれば、新しく「読書画面」のウィンドウが開き、電子書籍の先頭ページが表示される。

ebi.BookReaderでマンガ版のハルヒを読んでみた

 準備が整ったら、いよいよebi.BookReaderで電子書籍を読んでみよう。購入した人気マンガ『涼宮ハルヒの憂鬱(1)』(ツガノガク版)を読書画面で開き、全画面表示してみたところ、いきなりその巨大な画面サイズに圧倒されてしまった。はっきりいって、これは興奮しないほうが無理というもの。

『涼宮ハルヒの憂鬱(1)』を全画面で表示(後述のPaperモードで表示)。ちょっとしたスペクタクルだ

 T2351W-Lの23型ワイド画面は表示面積が509.76(横)×286.74(縦)ミリとA4見開き(A3)をほとんどカバーするため、マンガの単行本よりもずっと大きく表示できるのはもちろん、たいていのマンガ雑誌よりも大きく表示でき、生原稿に近いサイズを見開きで読んでいる感覚に近い。

 このマンガ版ハルヒは、角川書店が発行している月刊雑誌『月刊少年エース』(B5判:横182×縦257ミリ)に連載していたものだが、T2351W-Lでの全画面表示はそれよりも大きく、連載当時の記憶が鮮明によみがえってくる。この迫力は電子書籍リーダー端末の小さな画面では味わえない。マンガや写真集のようなビジュアルが大事なジャンルの閲覧では、T2351W-Lの大画面・高解像度・高画質が極めて有効だと実感した。この充実感はぜひ実際に体感してほしい。

タッチパネルでの操作なら、ツールバーやカーソルを表示せず、全画面表示でタップするだけでサクサクと読み進められる。ちなみに、このマンガ版の初期は原作と内容が違ったりするのも面白い

 T2351W-Lはタッチ操作で簡単にページがめくれるため、基本的にはツールバーなどを隠して、全画面表示でマンガを大きく映したまま、サクサクと読んでいけるのがいい。ebi.BookReaderのタッチ操作は直感的で、思っていた以上に軽快だ。ページの左右をシングルタップするとページ送り/戻しの動作になるため、ページをめくるために指を左右にぐいっとドラッグしなくても、画面をポンポンと軽くタッチするだけで読み進められる。これは、実際の本でページをめくっていくより楽かもしれない。

 ページの上の方をタッチすると、ebi.BookReaderの上部に各種操作を行う「読書ツールボタン」が現れる。もちろん、これらのボタンもすべてタッチ操作が可能だ。表示倍率の設定やページの回転、かなり先や前のページに飛ぶといった操作がタッチで行えるほか、読書を中断するときに「しおり」を挟んだり、気になったページに「付せん」を張ったりでき、紙の書物を読む場合の使い勝手が再現されているのは気が利いている。

紙のマンガと同様、読書を途中でやめるときは「しおり」を挟んでおける
気になったページには色付きの「付せん」を張り付けておくこともできる

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