テレワークなど、場所にとらわれない柔軟な働き方を取り入れる企業が増えてきた。PCなどのツールも、そのような変化に対応している。Windows 10 Pro搭載のNECのタブレットPC「VersaPro タイプVS」とソリューション「働き方見える化サービス」が働き方改革をサポートしてくれるだろう。
いま、どこでどのように働いていますか? 会社のオフィスや取引先に加え、シェアオフィスや自宅などで仕事をすることも増えてきた。働き方が多様化したことで、オフィスに縛られない勤務形態や業務の効率化への対応が企業にとって必須となっている。テレワークを推進する動きも活発だ。
一方、柔軟な働き方で成果を上げるには、まだまだ課題がある。テレワークをうまく運用するためには勤務状況の管理や遠隔勤務に対応した機器の導入などが必要となり、課題は多岐にわたる。そのハードルが、人事部門や総務部門の悩みの種になっている企業も多いのではないだろうか。
そんな課題を解消し、働き方の多様化を目指す企業をサポートするツールが、NECのノートPC「VersaPro」シリーズだ。その中でも、タブレットPC「VersaPro タイプVS」は、移動することが多いビジネスパーソンに役立つ機能を備え、スマートな業務遂行をサポートする。それに加えて、NECが提供するソリューション「働き方見える化サービス」が、働き方改革のきっかけを与えてくれるだろう。
これらのツールを活用することで、私たちの働き方はどのように変わるのだろうか。その活用方法を探っていこう。
タブレットPCをメイン機器としてビジネスで使う、というイメージを持つ人はまだ多くないかもしれない。なぜタブレットPCが多様な働き方のニーズに合っているのだろうか。あるビジネスパーソンの1日の行動を追ってみると、その答えの一端が分かる。
朝、出社してネットワーク接続されたPCでメールチェックをする。その後、社内での打ち合わせや営業のための外回り。PCを携帯して取引先でプレゼンをすることも。外出先で報告書作成やメールをすることもある。帰社すると、またPCで業務に取り掛かる。
よくある1日の流れだが、全ての業務にPCを使っていることが分かる。そのため、常にPCを持ち歩いている。社外に出たり、戻ったりする合間には、PCをネットワークや電源に接続する手間が発生する。ちょっとしたことだが、煩わしさがないだろうか。
タブレットPC「VersaPro タイプVS」には、そんな“ちょっとした”煩わしさを軽減する工夫がある。
その1つが、着脱式の「カバーキーボード」、USBやHDMIポートなどを備えた「拡張クレードル」といった周辺機器を組み合わせて使用できる機能性だ。
拡張クレードルを使えば、複数の周辺機器を同時に接続することができる。電源やLANケーブルなどをつないでデスクに置いておけば、PC本体をワンタッチで装着することで接続できる。デスクに戻るたびに複数のコードをつなぐ必要がなく、デスクの上でコードを見失うこともない。キーボードを付けたままでも装着可能だ。
想像してみてほしい。スマートにワンタッチでPCを扱うことができたら。時間が短縮できることに加えて、気持ちも軽くなってこないだろうか。「日常のささいなことがちょっと便利になれば、仕事をスムーズに進めやすくなります。それが、働き方改革のベースになるのではないでしょうか」(NECの担当者)
タブレットPC本体には、自立させるための「キックスタンド」を装備。このスタンドにも、PCをスマートに使うための細かい工夫がある。立てて使用しているときに、スタンドが動いてしまうことを防ぐため、一定の角度までは軽い力で開き、そこで一度止まるようになっているのだ。その状態からさらにスタンドを広げると、本体をより傾けることができる。
傾けることができる角度は、最大165度まで。その状態は、付属の「デジタイザーペン」を使用して画面に手書きをするときに、手首への負担が少ない角度だという。デジタイザーペンは本体に収納できる。収納すると、約15秒で充電が完了(注)、約90分利用することができる。
(注)電源ONしている場合
持ち歩くモバイル用PCには、「薄く」「軽く」というニーズがある。このタブレットPCの本体は、薄さ10.7ミリ(注1)、質量約879グラム(注2)。
(注1)突起部含まず (注2)最軽量時の質量
その特長は、外出するときに加え、社内にいるときにも役立つ。上司にちょっと相談したいときや短時間の打ち合わせのときなど、タブレットPCの本体のみをぱっと持ち運び、画面を見せることで内容を共有することができる。
また、「薄く」「軽く」というニーズは、タブレットPCだけでなく、ノートPCのラインアップでも満たしている。モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVH」は、薄さ17ミリ(注1)、質量約921グラム(注2)。持ち運びのしやすさに加えて、格納式の有線LANを本体に搭載しているなど、機能もそろっている。業務スタイルや使い方によって、モデルを選ぶことが可能だ。
(注1)突起部含まず (注2)最軽量時の質量
働き方改革をサポートするのはPCなどの機器だけではない。NECは、テレワークの勤務管理や業務効率化をサポートするソリューション「働き方見える化サービス」を2017年から提供している。
テレワーク導入にあたって問題となるのは、仕事が見えないこと。どんな業務をしているかわかりにくい、ということに加え、長時間労働になりやすい、という面もある。“見えない”ことから、テレワーク制度があっても使いづらくなってしまうケースもある。このサービスは、時間の管理の他に、PCが実際に動いていた時間や、使っていたアプリケーションやファイルまで“見える化”することができる。
このサービスでは、勤務申請や承認をWebで行い、PC操作状況や在席情報などを記録する。自宅勤務中の外出などによる作業の中断も把握できる。また、顔認証でなりすましを防止することも可能だ(注)。業務の状況を可視化することで、「さぼっているんじゃないか」と思われることに対する勤務者の不安を解消できる。
(注)NeoFace Monitor(顔認証PCセキュリティソフトウェア。セレクションメニューで選択または別売)を使用している場合
また、1人で仕事をしていると、集中してやりすぎてしまう危険もある。勤怠管理をしていても、業務終了後に作業をしてしまうことも考えられる。PCの操作状況を可視化すれば、長時間労働の心理的抑制にもつながる。
2018年4月に実施した強化では、登録したスケジュールから、各タスクにかけた時間を集計する機能を強化。登録可能なタスクを2件から10件に拡大したことで、注力する活動や課題となっている活動、目標達成のための活動などの状況を把握しやすくなった。
このサービスは、テレワークの働き方を可視化することだけでなく、会社やチーム全体の働き方を見直すきっかけになる。「業務プロセスを見える化し、見えた結果どうするかが課題なのです。導入を検討されている企業には、データを踏まえてどのように働き方を変えていくか、という議論をしていただいています」と担当者は話す。
実際にこのソリューションを社内で使用しているNECでは、「お客さまと話す時間を増やす」という課題に対して、「『会議準備』にかける時間が無駄」という仮説を立てた。しかし、実際にデータを取って現状を把握してみると、「会議」自体の時間が長いことに気付いた。「準備よりも、会議そのものの時間を短縮した方がいいのではないか」という結論に至った。
「準備時間が無駄、というのは思い込みでした。準備を手厚くして会議を短縮する、という考え方もできることに気付きました。どこに力を注ぐべきか、見直すきっかけになります」(NECの担当者)
働き方が柔軟になれば、働く時間や場所も柔軟になる。持ち運びに適しているタブレットPC「VersaPro タイプVS」は、そのような柔軟な使い方に対応することが可能だ。働き方の変化に伴い、人事・総務部門の業務も大きな変化に迫られている。NECのタブレットPCとソリューションが強力なパートナーとして働き方改革をサポートしてくれるだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2018年6月30日