最近話題のスコアサービス 評価が低いと航空券が取れないという都市伝説はどこから生まれたのか?

» 2019年12月26日 10時00分 公開
[PR,ITmedia]
PR

 最近話題になっているサービスで、個人の信用力を測って「スコア」にし、それを基にさまざまな特典を提供するものがある。これは今後広く普及していくことが予想される。

 最近よく聞く「スコア」という言葉。しかしスコアといってもいくつかの種類がある。この部分が正しく認識されていないため、スコアについて誤認している人もいるようだ。

2種類あるスコア

 信用スコアといえば中国の事を思い出す人も多いだろう。中国には、国が主導するスコアと、民間企業が個々人に応じて特典を与える消費者サービスとしてのスコアがあることをご存知だろうか? つまり中国の信用スコアと呼ばれるものには、国主導のスコアと民間主導の2種類のスコアがあるのだ。

 前者では、スコアによっては航空券のチケットが買えなかったり、新幹線の切符が買えなかったりして、簡単に遠くへ移動できなくなることもあり得る。このように聞くとちょっと怖いイメージを持たれてしまいそうだが、賠償金の未払いなど社会的不正を行った人を対象に行動の制限が加わることになるため、厳しい内容になることは仕方のない面もある。中国ではこのスコアシステムのことを「社会信用システム」と呼び、民間が提供するいわゆる信用スコアサービスとはまったく別物と理解されている。

 対する後者は、前述のようにECサイトで買物をしたり、QRコード決済で支払ったりすることによってスコアが上昇する。そしてスコアが高いと割引などの特典が受けられる。つまり買物金額に応じてもらえるECサイトやクレジットカードのポイントのようなものだ。

 意識して同じカードで買い物をしてポイントをしっかり貯める人もいれば、特定のECサイトを使っていたらいつのまにかランクアップしていた、という人もいるだろう。「お得意さんほど優遇される仕組み」と考えれば日本でもお馴染みだ。スコアはそれをより高度に進化させたものと考えられる。

 このように、片や「政府主導の強面のスコア」がある一方で、片や「消費者が親しみを持って使っているスコア」がある、というのが実態である。両者は内容も目的もまったく異なる。

日本におけるスコア

 現在、日本に登場しているスコアは全て民間企業が提供するものであり、政府が主導する社会信用システムはない。では民間企業が続々スコアに乗り出すにはどんな背景があるのだろうか。ビッグデータの時代が到来し処理ができる情報の種類が格段に増え、結果としてより細かく個々人の状況を把握し、きめ細かいサービスの提供が可能になったからだ。したがって技術の進化と時代の要請によって登場したサービスだといえる。

 今後シェアリングサービスが拡大したり、働き方改革で副業が増えるときにも、取引双方が信用できるかどうかを示すスコアはますます必要とされる。今後信用をベースに測定されたスコアは利便性と必要性の観点から、さらに普及していくことは間違いない。

 さらに最近では、スコアに応じて特典が受けられるサービスが広まりつつある。

 スコアに応じて特典が受けられると、どのようなメリットがあるのか? 例えば世界最大級のECサイト、タオバオで買い物したり、QRコード決済のアリペイを使ったりするとスコアが改善する。スコアが改善すると次回買い物をするときに割引が増えたり、ホテルのデポジットがいらなくなったりする。こうした環境が日本でも広がっていくことをイメージしていただければと思う。

 ビッグデータの処理技術が未発達な時代には、個々人の状況に応じてサービスを提供するには手間が掛かりすぎて現実的ではなかった。しかし今はAIに代表されるビッグデータの解析技術が非常に進歩し、さまざまな情報を基に個々人のスコアが算出できるようになった。

 例えば「地道に頑張っている人」といった一昔前までは数値化が難しい主観的な情報もデータ化され、スコアが算出される時代になったのである。これは歓迎すべきことだ。

AIスコアの算出に使う情報

 スコアにはAIを使ってスコアを算出するものがある。性格や好み、ライフスタイルなどこれまで加味されてこなかったような多種多様な情報を、先進的なAI技術で分析するのが特徴である。日本ではJ.Scoreが提供している「AIスコア」がある。

 「AIスコア」の算出にはユーザーが自身で入力した情報、性格や好み、ライフスタイルなどの情報を使う。これは大きく分けて3つある。

 ユーザーが過去や現在の情報を任意で選択し入力するデータ、さまざまなサービス利用などの実績データ、そして習慣(habit)や行動でスコアを変えることも可能な、将来の予測につながる「ハビットチェンジデータ」だ。これらの過去・現在・未来のデータを取得・分析することでスコアが形成される。

「AIスコア」の革新性とは?

 結局のところ「AIスコア」の革新性とは何だろうか? 個々人のさまざまな情報を把握することによって、その人に合ったサービスを提供することもその1つである。

 しかし革新性はこれだけではない。J.Scoreの「AIスコア」においては、ユーザー自身の「努力」でスコアを改善し、育てられるところに最大の特徴がある。

 どのようにスコアを改善させるのか? 例えば運動習慣や学習習慣、睡眠習慣など良い習慣を継続することができればスコアは改善される。これが先ほど挙げたハビットチェンジデータだ。今までは、こうした細かいデータを反映させることは現実的ではなかったが、AI技術で可能になった。従来はなかった仕組みだが、極めて合理的といえる。今後はスコアに加点される要素はさらに増えていくかもしれない。

運動習慣や学習習慣、睡眠習慣など良い習慣を継続することでJ.Scoreの「AIスコア」は改善されていく

 このようなスコアは新しいサービスなので、自分のペースで改善していけばいい。自分の行動によりスコアが改善するのだから、ご褒美的な要素もある。買い物をするほどクレジットカードやECサイトの会員グレードが上がり、それに伴って特典等がより豪華になっていくように、楽しみながらスコアを改善できる。

 まるでスコアを自分自身と一緒に伴走してくれるパートナーのように育てることで、より豊かで楽しい生活を実現することも可能になるだろう。

「AIスコア」を提供する「J.Score」とは?

 J.Scoreは、みずほ銀行とソフトバンクが設立した企業である。AIとスコアというITテクノロジーが融合することによって、新たなサービスが生まれた。

 スコアは入力したデータと許諾したデータのみで計算されるため、どの情報を利用するかはユーザーが決める。大切な情報を扱う上で、こうした「安心・安全」につながる部分があるのは非常に心強い。

 もう一つ、J.Scoreのホームページを見ていて興味を引かれることがあった。「AIスコア・リワード」だ。これはスコアランクに応じて特典が受けられるものだ。

 筆者はゴルフが好きなので、ゴルフスクールのマンツーマンレッスン優待が良いと思った。ほかにもいろいろな特典があるので、興味がある人は見てみてほしい。リワードが欲しいのでJ.Scoreに登録する、ということもありなので、ぜひ始めてみてはいかがだろうか?

 今後日本でのAIスコアの更なる展開に期待したい。

>>今すぐ『J.Score』で「AIスコア」を試してみる<<

筆者プロフィール:秀村雨 トレンドメーカー 代表取締役

 中国天津出身。来日13年目。日本のマーケティングリサーチ会社勤務を経て、日本初、体験から購買につなぐサービスHolaをリリース。コメンテーターとして情報番組で中国事情の解説のほか、バラエティ番組にも多数出演。趣味は筋トレ。テコンドーは黒帯。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社J.Score
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2020年1月31日