歴代プロトレックの集大成! 開発者に聞く“釣り”機能を追加した「PRW-7000」の魅力(1/2 ページ)

» 2017年08月01日 10時00分 公開
[山本敦PR/ITmedia]
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 カシオ計算機の「PRO TREK」(プロトレック)は、サファリコンセプトデザインのデイリーユースモデル「PRG-600」から、Android Wear搭載のスマートウォッチ「WSD-F20」まで、幅広いラインアップを誇るアウトドアウォッチの定番シリーズだ。昨年は最先端のセンサー技術に加えて、登山だけでなく釣りやカヤックなど水辺でのアウトドアスポーツにも活躍する機能と防水性を備えたマルチフィールドラインのモデル「PRW-7000」を発売。これが一時欠品するほど好評らしい。本機の商品企画を担当したカシオ計算機株式会社の牛山和人氏を訪ね、プロトレックシリーズのコンセプトを研ぎ澄ませた先に辿り着いたPRW-7000の開発ストーリーを聞いた。

「PRO TREK」(プロトレック)の最新プレミアムモデル「PRW-7000」の商品企画を担当したカシオ計算機 羽村技術センター 時計事業部 商品企画部 第一企画室の牛山和人氏
PRW-7000にはスタイリッシュな大人向けのバリエーション7種類がそろう

 今から23年前の1994年、シリーズの原型となるアウトドアウォッチの第1号「ATC-1100」が誕生した。カシオは当時、山岳愛好家の方々が登山の際に必要な方位、気圧、温度や高度の計測を手軽にできるギアを求めているという声を受けて「トリプルセンサー Ver.1」を開発。これを搭載してプロトレックシリーズは第1歩を踏み出した。

1994年発売の「ATC-1100」。「トリプルセンサー Ver.1」を搭載していた

 その後1995年には「プロトレック」がブランド化され、以後現在まで22年間に渡って同じカシオの「G-SHOCK」「OCEANUS」などのブランドと切磋琢磨しながら腕時計の進化を切り開いてきた。過去に発売されたプロトレックシリーズには、ソーラー発電による駆動システムを組み込んだ「PRG-50」や、電波受信による自動時刻合わせに対応する“電波ソーラー化”を果たした「PRW-1000」など数々の革新的なモデルがある。

2002年発売の「PRG-50」。ソーラー駆動によるセンサー計測を実現した初のタフソーラーモデルだ

 デザイン面では、シリーズの誕生以来デジタル表示のみに対応していたが、2003年に発売した「PRG-60」が初めてアナログムーブメントを搭載。2010年発売の「PRW-5000」は秒針で方位計の北を指し示すなどセンサー計測値のアナログ表示を実現して、腕時計から得られるデータの視認性を格段に高めることに成功した。

 やがてプロトレックのプロダクトデザインはシリーズ最高峰ラインの「MANASLU」(マナスル)に極まる。2015年に発売された“MANASLU"「PRX-8000T」は世界的に最も権威のあるデザインアワードの1つである欧州の「iFデザイン賞」を受賞。8000m峰の過酷な状況における登頂をコンセプトに開発されており、インデックスから時針、文字盤をハイコントラストにすることで、あらゆる情報の視認性を高めながらスリムなルックスと堅牢性も確保。アウトドアウォッチに求められる機能美の完成型として賞賛を浴びた。

8000m峰の登頂をコンセプトにした“MANASLU"「PRX-8000T」。2016年に世界的に権威のある工業製品デザイン賞である、ドイツのiFデザイン賞を受賞した

 「最新マルチフィールドラインモデルのPRW-7000では、高度なセンサーの技術を生かした新機能を貪欲に追求することと、さらにはMANASLU PRX-8000Tで誕生したアウトドアウォッチのデザインを継承することにもチャレンジしました」と牛山氏は開発の足跡を振り返る。

PRW-7000の第1弾モデル。視認性の高い大きく立体的なインデックスを採用した
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提供:カシオ計算機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月31日

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