高性能と高機能を両立 これぞゲーミングPCの王道「G-Tune15周年記念モデル」実力検証(1/3 ページ)

2019年1月28日で15周年を迎えたマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」。それを記念して高い性能と機能を兼ね備えたモデルが登場した。注目の「NEXTGEAR i690PA4-SP」を見ていこう。

» 2019年04月18日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」シリーズに新たに加わった「NEXTGEAR i690PA4-SP」は、G-Tuneブランドの創立15周を記念したアニバーサリーモデルだ。

 記念モデルだけに、ミドルタワー型ボディーの「NEXTGEAR i690」シリーズをベースにした最新システムを採用する。CPUにCore i7-9700K、グラフィックスカードにGeForce RTX 2080を標準搭載し、ゲームを高画質で楽しめるハイスペックな構成だ。

 BTOによるカスタマイズにも対応するが、標準仕様のままで最新ゲームタイトルを存分に楽しめる性能と機能を持ち、15周年モデルとしてふさわしい内容に仕上がっている。今回、その評価機を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。

 なお、今回の評価機と実際の製品ではストレージの構成が異なるので、ベンチマークテストの結果を含めて注意してほしい。

NEXTGEAR 「NEXTGEAR i690PA4-SP」は、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」の15周年を記念した特別モデルだ。ミドルタワー型ボディーにハイスペックなパーツを搭載する

最新のIntel第9世代Coreプロセッサを採用

 CPUはCore i7-9700Kを採用する。開発コード名「Coffee Lake Refresh」で知られる、Intel最新の第9世代CoreプロセッサでNo.2に位置付けられるモデルだ。8コア8スレッド、最大4.9GHz動作というスペックでマルチスレッド性能、シングルスレッド性能どちらにも優れている。

 シングルスレッド性能で差がつく傾向があるDirectX 11以前のタイトルも、マルチスレッド性能をより活用できるDirectX 12以降のタイトルも、どちらにも強く、グラフィックスカードの本領を発揮させることが可能だ。

 マルチスレッド性能に余裕があるため、ゲームプレイに加えて高画質でゲーム配信を行う用途にも向いている。BTOメニューでは、より高性能な最上位モデルのCore i9-9900K(8コア16スレッド)も用意されている。

NEXTGEAR CPUにはCore i7-9700Kを採用。8コア8スレッドで動作し、最大周波数も4.9GHzと高いため、マルチスレッド性能だけでなくシングルスレッド性能としても優れている

リアルタイムレイトレに対応、4Kでも強いGeForce RTX 2080

 ゲーミング体験において最も重要なグラフィックスカードのGPUは、NVIDIA最新世代のNVIDIA GeForce RTX 2080を採用する。このGeForce RTXシリーズでは、新たに「リアルタイムレイトレーシング」をサポート。光の軌跡をトレースすることで、光の反射によってもたらされる陰影や映り込みなどをリアルに表現可能だ。

 さらに、ディープラーニングを活用した新たな高画質化機能「DLSS(Deep Learning Super-Sampling)」も搭載。高性能と高画質を両立できる技術として大いに注目されている。

 もちろん、リアルタイムレイトレーシングやDLSSに対応していない従来のゲームのパフォーマンスも、旧世代から順当に向上している。現行の全てのゲームを高画質かつ快適に楽しめるパフォーマンスを備えているのが特徴だ。

NEXTGEAR NVIDIA最新世代のNVIDIA GeForce RTX 2080を搭載したグラフィックスカードを採用。背面へと排気するシンプルなブロワー型GPUクーラーを搭載している
NEXTGEAR GeForce RTX 2080は、現行の全てのゲームを高画質かつ快適にプレイ可能だ。リアルタイムレイトレーシング、DLSSといった新技術も導入されており、これらを活用したタイトルではさらに上のゲーミング体験を楽しめる

標準で快適に扱えるメモリとストレージを容量

 メモリはPC4-19200 DIMMに対応し、標準で16GB(8GB×2枚)を装備する。BTOではより高速なPC4-21300 DIMMが選べる他、容量も32GBや64GB(16GB×4)の構成も選択できる。

 ストレージは、標準でSSDとHDDのデュアル構成を採用する。SSDはNVMe対応のインテル 660pで、容量は512GB、HDDは1TBを備えている。

 ストレージが高速だとPCゲームの起動やロード時間を短縮できる。一方、ゲームは1タイトルで数十GBあるため、多数のタイトルを保存しておくには容量も必要だ。高速SSDだけで大容量を確保するとコストが高くなりすぎるため、OSとプレイ頻度が高いゲーム用に高速SSD、プレイ頻度が低くなったゲームの保存用に低コストで大容量のHDDを搭載するというデュアルストレージはゲーミングPCのセオリーだ。

 本製品はまさにそのセオリー通りの構成を踏襲しているわけだが、SSDの容量は512GBと、一般的なゲーミングPCよりも多めに確保されているので、ゲームのデータをこまめにHDDに移動させる必要がなく、ゆったりと使えるのはうれしいところだ。

 なお、標準のSSDはインテルの660pとなるが、評価機ではWestern DigitalのWD SN520を搭載していた。PCI Express 3.0 x2接続でシーケンシャルリードが1700MB/秒、シーケンシャルライトが1400MB/秒というスペックの普及型NVMe SSDだ。

 BTOでは、シーケンシャルリードが3000MB/秒を超える性能をもつ超高速SSD(Samsung PM981)を指定できる。高速SSDの放熱を強化するM.2シールドも追加可能だ。

NEXTGEAR 記念モデルのストレージは、512GB NVMe SSDと1TB HDDのデュアル構成だ。評価機ではWestern Digitalの「PC SN520」が搭載されていた。PCI Express 3.0 x2接続で公称シーケンシャルリードが1700MB/秒、同シーケンシャルライトが1400MB/秒というスペックだ
NEXTGEAR CrystalDiskMark 6.0.2の結果(PC SN520)。NVMe SSDとしてはそれほど高速なわけではないが、それでもシーケンシャルリードはSerial ATA接続SSDの3倍以上もの性能を持つ
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年4月29日