ファーウェイから、最新のSIMロックフリースマートフォン「HUAWEI P20」が発売される。P20は、Leicaと共同開発したダブルレンズカメラを搭載している。P20のカメラは何が新しいのか? じっくりチェックした。(提供:ファーウェイ・ジャパン)
高画質ダブルレンズカメラのトップランナー、ファーウェイから、最新のSIMロックフリースマートフォン「HUAWEI P20」が発売される。同社とLeicaの共同開発による高画質ダブルレンズカメラモデルとしては、「HUAWEI P9」から数えて3世代目の製品だ。市場想定価格は6万9800円(税別、以下同)。
P20は、明るいF1.8の約1200万画素カラーセンサーとF1.6の約2000万画素モノクロセンサーのダブルレンズによる高画質、高感度な撮影や、AIを活用したシーン認識が可能。約5.8型フルビューディスプレイやAI対応プロセッサを搭載しており、基本性能も向上している。そんなP20の新たなカメラ体験や優れたパフォーマンスをチェックしていこう。
P20を手にしてまず驚くのが、大画面約5.8型のフルビューディスプレイを搭載しながらも、横幅約70.8mmというスリムな形状を実現したこと。ディスプレイの解像度は縦長ワイドのフルHD+(1080×2244ピクセル)で発色も鮮やか。SNSやWebサイトの情報もより多く表示でき、片手でしっかり握りやすく親指でスムーズに操作しやすい。
背面ガラスパネルの深い輝きや丸みを帯びたメタルフレームの質感も、ハイエンドモデルならではの所有欲を満たしてくれる。高い性能を厚さ約7.65mmのスリムボディーに収めつつも、ハイエンドモデルとしては軽量な約165gを実現。スーツの胸ポケットにもスマートに収まり、ビジネスシーンでも扱いやすいモデルとなっている。
フルビューディスプレイを採用するスマートフォンで気になるのが、上部の切り欠きとなっているノッチの存在だ。他社スマホだと動画の一部が隠れるなど邪魔になる場合もある。だが、P20のノッチは小さく目立ちにくい上に、画面表示を工夫してノッチの存在が見た目や操作の邪魔にならないよう隠す設定も用意されている。最近のノッチ付きのデザインが苦手な人も気にせず利用しやすくなっている。
Leicaと共同開発のダブルレンズカメラは、色表現に優れた約1200万画素カラーセンサーと、幅広い明暗差を表現する約2000万画素モノクロセンサーを搭載。レンズの明るさはカラー側がF1.8、モノクロ側がF1.6と明るい。この2つのレンズ情報に加えて、カメラ横の色温度センサーやレーザーレンジングセンサーも活用することで、優れた階調表現と高い解像感の写真を撮影できる。
P20ではAIが19種類のシーンや被写体を認識し、それぞれに合った撮影モードへ自動的に設定するシーン認識や、動く被写体にピントを合わせ続けるAI予測フォーカスを新たに搭載した。
AIシーン認識は、例えばカメラを料理に向けるとフード撮影モードとなり、温かみのある色で料理を撮影できる。この他にも、ポートレート、花、猫、日の出/日の入り、夜景、ビジネス文書など、さまざまな被写体がAIシーン認識の対象になっている。
なかでもオススメはポートレートだ。ダブルレンズカメラならではの背景ぼかしで一眼レフ風の写真を撮影できるのに加えて、美肌補正の強さを10段階で設定できる「ビューティー補正」機能や、撮影後にも照明の印象を変えられる「3Dライティング」も利用できる。P20が1つあれば、大型のデジタルカメラや撮影後の編集なしに、雰囲気のある人物撮影を楽しめる。
一眼レフ風の背景ぼかしは、ワイドアパーチャ撮影を使えば人物以外の被写体でも利用できる。ワイドアパーチャで撮影した写真は、撮影後にピントの位置や背景のボケ具合を変えることも可能だ。
P20は夜景撮影にもかなり強い。AIが被写体を夜景だと判断すると、多くの場合にシャッター速度4秒のロングシャッター撮影になる。普通は手持ちで4秒のロングシャッター撮影をするとブレるので三脚が必要になる。だが、P20はAI手振れ補正(HUAWEI AIS)より手持ちのロングシャッター撮影でもブレずにノイズの少ない写真を撮影できる。
また、夜間モードのロングシャッターを利用しなくても、ノイズが少なく解像感の高い写真を撮影可能だ。
ビデオ撮影は最大で4K(2150×3840ピクセル、30fps)に対応する。フルHD(1080×1920ピクセル、30fps)だと、手ブレ補正や、動く被写体にピントを合わせ続ける4D予測フォーカスを利用できるので、動き回る子どもやペットを撮影するときなどに便利だ。
最近のスマートフォンでトレンドのスローモーション撮影にも対応。HD解像度(720×1280ピクセル)なら960fpsのスーパースローモーション動画を撮影できる。
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