ライカ品質のカメラが好評だったファーウェイの「HUAWEI P9」の後継モデルが登場。6月6日に発表された「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」は、人物をよりキレイに撮影できるようになった。その実力を徹底チェックする。(提供:ファーウェイ・ジャパン)
ファーウェイからSIMロックフリースマートフォンの新製品「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」(以下P10、P10 Plus)が登場した。Leica品質のカメラで話題を集めた「HUAWEI P9」の後継モデルで、カメラ機能がさらに進化している。P10/P10 Plusのカメラは何が変わったのか? 今回はより高品質なレンズを搭載したP10 Plusを、スマホカメラのレビューでおなじみの荻窪圭氏にじっくりと使ってもらった。
2016年に登場したHUAWEI P9は衝撃だった。Leicaブランドのレンズを搭載したとか、ダブルレンズのカメラとか、そういうスペックもびっくりしたが、それ以上に“すごくよく撮れた”からである。そのクオリティーは予想以上で、そのカメラ機能でファンになった人も多くいるほど。
一瞬にしてスマホカメラ四天王の一角に躍り出た超新星といって過言ではない(まあ、四天王、なんて私が勝手に言っているだけだが)のだ。
P9を使ってみて感心したのは3つ。
1つはビューティー系機能。もはやスマホに美肌系機能は欠かせないのだが、不自然な誇張をせず、なおかつ肌をきれいにしてくれたのである。これはうまいもんだと感心。そうだなあ、プロのメークさんが手際よく化粧をしていくのを見て感心するような気分。
2つ目は背景ボカシ。さすがダブルレンズというか、背景ぼかしがうまいのだ。「一眼レフのよう」とよく形容されるけれども、背景がボケるってことは本当に見せたい被写体を際立たせるということであり、見せたいものをしっかり見せたいという撮影者の意図を際立たせてくれる。
3つ目はモノクロ。モノクロ写真がすごくきれいに撮れたのだ。これはヤバい。ついモノクロで撮りたくなる。
そんなP9の後継機として出てきたのがP10とP10 Plusだ。いやが上にも期待は高まる。これら3つの特徴を生かす写真は何か、というと「ポートレート」である。
というわけで、P10 Plusでポートレート三昧しつつ、カメラ性能を見ていこう。ひたすら美女の写真が続くのでお覚悟を。
カメラを起動すると画面上に5つのアイコンが並ぶ。これ大事。中央にあるのが「ポートレート」アイコン。「ポートレート」を有効にすると、ビューティーレベル(平たくいえば、美肌レベル)を調整できるようになる。だから人を撮るときは、これをオンにするのがお勧め。
まずはビューティーレベルテスト! 顔がよく分かるように日傘をさしてもらって撮ってみた。
すごい。ビューティーレベルを上げると確かに肌は滑らかできれいになるけど、不自然にならない。ナチュラルメークのプロが付いたという感じのハイレベルな美肌機能だ。これはすごい。
さらに注目したいのがディテールの描写。ビューティーレベルゼロと10で目元を拡大してみた。
肌は滑らかになっているのに、まつげや目元などディテールが必要なところはしっかり残っているし、目には撮影している私までちゃんと写っている。スマホレベルを超えてますな。いや、下手なコンデジも超えている。正直、予想以上でした。
なぜP10 Plusのディテール描写力が高いか。これ、ダブルレンズカメラに秘密があるのだ。外側のカメラはカラーの1200万画素、内側のカメラはモノクロで2000万画素と画素数が多いのである。
カラーカメラの色とモノクロカメラのディテール、その両方の情報を合体させて1枚の写真を作るので、ディテールの描写力が高いのである。これは素直にすごいと思う。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2017年7月11日